セロリ

内臓や血の熱を冷まし、気の流れを促す食材です。
セロリは内臓や血の熱を冷まし、気の流れを促します。春は肝に負担がかかり、頭の方に気が滞留しやすくなる季節です。上の方に気が滞ることで、めまいや目赤、高血圧、梅核気(喉に梅が詰まったような苦しさがあるような気鬱状態)、口苦(肝胆の熱が上亢して、口が苦く感じる状態)などが起こります。セロリはこうした状態の改善におすすめです。
栄養学的には、茎部分にはカリウムや食物線維が豊富なので、むくみや血圧を下げる働きがあり、また葉の部分には免疫力を維持するβ-カロテンや、血液凝固や骨を形成にかかわるビタミンKなども含まれています。セロリの特徴である香りの成分は、40種以上が含まれていますが、神経を安定させたり、食欲を増幅させる働きをしてくれます。香りが苦手という方もいらっしゃいますが、気にならない方には、茎も葉もまるごと摂っていただきたい食材です。
セロリ活用レシピ
セロリのきんぴら

【分量】セロリ 1本、はちみつ 小1、みりん 小1、醤油 大1/2、ごま油 大1/2、白いりごま お好みで
【材料】2人前
- セロリの筋をとり、食べやすい大きさに切ります。
- フライパンにごま油を引いて熱し、①のセロリを入れて油が全体に回る程度炒めます。
- はちみつ、みりん、しょう油を加えて馴染ませ、お好みで白いりごまを加えたら完成です。